認知症センター便り
<オレンジカフェ> 振り返り No.59
2025年12月24日実施
こんにちは。オレンジカフェスタッフです。2025年度、第9回目のオレンジカフェを会場とオンライン(zoom)で開催しました。
先月に引き続き、話し合われた内容について、参加できなかった皆さまにもご紹介していこうと思います。
☕当院のオレンジカフェの現状とほかの地域のカフェについて
・当院のオレンジカフェが患者さんにあまり知られていないとの指摘があり、今後の広報強化の必要が確認されました。将来的には、若年性認知症の方向けのカフェを開催したいという希望も語られました。
・全国、約40箇所で、お坊さんが主体となって開催する「介護カフェ」などもあることが語られました。
☕早期受診の促進
・新薬が出たり、MCIという言葉の普及、道路交通法改正による認知機能テスト導入などにより、早期受診へのハードルが以前よりも下がっています。
・自治体の検診や物忘れチェック会、家族への働きかけも受診を後押ししています。
・一方で、MCIと診断された方々への介護保険適用外での進行予防リソースが地域に不足しているとの指摘もありました。
☕認知症学会の最新動向
・近年の学会では、点滴薬の話題が非常に多く、当事者の意思決定を尊重する議論が増加しています。また、医療だけではなく、社会的側面を反映した内容になっているとの印象も共有されました。
☕ライフスタイルの改善の重要性
・福岡県の久山町の研究によると、認知症の40-45%は、自分で管理可能な生活習慣要因が影響しているそうです。運動、知的活動、コミュニケーションに加え、血圧・糖尿病・コレステロールの管理、禁煙などが予防につながっています。
☕補聴器と収音器との違い
・補聴器は難聴を補うための医療機器で、聴力検査の結果に合わせて調整するものです。それに対し、収音器は周囲の音を大きくする音響機器であって、聴力に合わせた医療的調整はしません。
☕補聴器の重要性
・難聴は認知症のリスクを高めると言われているが、補聴器を使用することで発症率が低下し、進行も遅くなるというデータがあります。また、補聴器を付ける場合、90代からでは遅く、出来れば70代ぐらいから徐々に慣らしていくのが望ましいようです。
・高価な補聴器を購入して生活の質が向上した体験談が語られました。一方で、費用面や装着への抵抗感が利用の障壁となっている課題も指摘されました。認知症予防の観点から、補助金制度への拡充が期待されます。
☕ご家族からのご相談
グループホームに入居している方が、多動、頻繁なトイレ、頻回の手洗いといった行動を見せ、手が荒れている状況についての相談がありました。
→主治医への相談を推奨。
→行動のきっかけを探し、本人が集中できる他の楽しい活動で意識をそらす。
→手荒れには、さらっとした保湿剤を薄く塗る工夫や、行動が不安解消になっている可能性も考慮し、無理に止めずに様子をみることも重要です。
こんにちは。オレンジカフェスタッフです。2025年度、第9回目のオレンジカフェを会場とオンライン(zoom)で開催しました。
先月に引き続き、話し合われた内容について、参加できなかった皆さまにもご紹介していこうと思います。
・当院のオレンジカフェが患者さんにあまり知られていないとの指摘があり、今後の広報強化の必要が確認されました。将来的には、若年性認知症の方向けのカフェを開催したいという希望も語られました。
・全国、約40箇所で、お坊さんが主体となって開催する「介護カフェ」などもあることが語られました。
☕早期受診の促進
・新薬が出たり、MCIという言葉の普及、道路交通法改正による認知機能テスト導入などにより、早期受診へのハードルが以前よりも下がっています。
・自治体の検診や物忘れチェック会、家族への働きかけも受診を後押ししています。
・一方で、MCIと診断された方々への介護保険適用外での進行予防リソースが地域に不足しているとの指摘もありました。
☕認知症学会の最新動向
・近年の学会では、点滴薬の話題が非常に多く、当事者の意思決定を尊重する議論が増加しています。また、医療だけではなく、社会的側面を反映した内容になっているとの印象も共有されました。
☕ライフスタイルの改善の重要性
・福岡県の久山町の研究によると、認知症の40-45%は、自分で管理可能な生活習慣要因が影響しているそうです。運動、知的活動、コミュニケーションに加え、血圧・糖尿病・コレステロールの管理、禁煙などが予防につながっています。
☕補聴器と収音器との違い
・補聴器は難聴を補うための医療機器で、聴力検査の結果に合わせて調整するものです。それに対し、収音器は周囲の音を大きくする音響機器であって、聴力に合わせた医療的調整はしません。
☕補聴器の重要性
・難聴は認知症のリスクを高めると言われているが、補聴器を使用することで発症率が低下し、進行も遅くなるというデータがあります。また、補聴器を付ける場合、90代からでは遅く、出来れば70代ぐらいから徐々に慣らしていくのが望ましいようです。
・高価な補聴器を購入して生活の質が向上した体験談が語られました。一方で、費用面や装着への抵抗感が利用の障壁となっている課題も指摘されました。認知症予防の観点から、補助金制度への拡充が期待されます。
☕ご家族からのご相談
グループホームに入居している方が、多動、頻繁なトイレ、頻回の手洗いといった行動を見せ、手が荒れている状況についての相談がありました。
→主治医への相談を推奨。
→行動のきっかけを探し、本人が集中できる他の楽しい活動で意識をそらす。
→手荒れには、さらっとした保湿剤を薄く塗る工夫や、行動が不安解消になっている可能性も考慮し、無理に止めずに様子をみることも重要です。