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コラムとニュース columns and news

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オレンジカフェ

<オレンジカフェ> 振り返り No.12

2021年12月22日(水) 実施

こんにちは。オレンジカフェの松井です。緊急事態宣言が解除されたため、12月は会場とオ ンライン(zoom)の同時開催を行いました。先月に引き続き、話し合われた内容につきまして、 参加できなかった皆さまにもご紹介していこうと思っております。
それでは、次回、1月(2022年1月26日㈬ 14:00~、オンラインと会場との同時開催予定、 URLはのちほどお送りいたします。)も皆さまの御参加をお待ちしております。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
☕らくらくごっくん
実際の介護の中で考案された介助用の食器で、下記のようなことでお困りの方々のために開発された。
・食事時間をかけても十分な量を食べられない
・口を開けない
・スプーンを噛む
・水分でむせて飲もうとしない など青いキャップ:おかゆ
・ミキサー食用 赤いキャップ:スープ
・お茶用


☕どのように要介護認定が取れるのか?
①市町村の窓口で申請 要介護認定は国の管轄であるが(要支援に関しては一部市区町 村)、申請は介護者が住んでいる各市区町村の窓口にて行う。本人が申請できない場合には、家族が、地域包括支援センター、居宅介護支援業者、介護保険施設(入所している人)が代理で行う。
②訪問調査 対象者本人の心身の状態や日常生活、そして家族や住まいなどのヒアリングを行う。
③医師の意見書 市区町村が主治医に作成を依頼し、かかりつけの主治医がいない場合は、市区町村がしている医師による診察が必要。
④一次判定(コンピューター) 医師によって作成された意見書と訪問調査の内容をコンピュータ に入力して判定を行う。
⑤二次判定(審査会) 一次判定の結果や特記事項などをもとに保健・医療・福祉の専門家が会議を行い判定が決定する。


☕受診したがらない方のために
認知症の方は一般にご自身の症状に気づきにくく、周囲が異常に気がついても、受診につながりにくいという特性がある。それに対応するために、医療側からアプローチをすることができる初期集中支援チームが2015年1月に新オレンジプランに加えられた。このチームは、地域での生活 が維持できるような支援を、できる限り早い段階で包括的に提供している。
対象:年齢が40歳以上(若年性認知症も含む)で、認知症が疑われ、在宅で生活している者
設置場所:地域包括支援センター、訪問看護ステーション、診療所など


☕高齢者の独居生活
65歳以上のひとり暮らしの高齢 者の男女の割合
・女性(約7割)>男性(約3割)
・男性:65歳~74歳は約6割
・女性:75歳以上は約6割
・女性:85歳以上は2割程度

☆高齢者の孤立の原因
・一人暮らし
・近所の人との付き合いが希薄
・社会参加していない
・健康状態が良くない

☆孤立による問題
・生きがいの低下
・フレイルの出現と進行
・消費者トラブル
・犯罪
・孤立死