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コラムとニュース columns and news

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認知症センター便り

<オレンジカフェ> 振り返り No.58

2025年11月26日実施

こんにちは。オレンジカフェスタッフです。2025年度、第8回目のオレンジカフェを会場とオンライン(zoom)で開催しました。
先月に引き続き、話し合われた内容について、参加できなかった皆さまにもご紹介していこうと思います。

Google と「認知症研究」の話
・米 Google が東北大学の「認知症のリスクを減らす研究」を応援するために、約1億5千万円を寄付したそうです。

・AI(人工知能)を使って、昔の写真を再現したりすることで、思い出を引き出す「デジタル回想法」という取り組みも進んでいます。
・iPS細胞の研究所(京都大学 CiRA)とも協力して、認知症の薬や診断の研究が将来的にスピードアップする可能性があります。
ただし、すぐに病院で使えるわけではなく、安全性のチェックやルールづくりが必要であるようです。

ご家族からのご相談
1.介護の対応がうまくできず、自分を責めてしまう。
・介護は長い時間続きます。介護している人が疲れ切ってしまうと、結局、本人の生活にも影響が出てしまいます。
・デイサービスやショートステイをうまく使って、介護者自身が休むことは、とても大事です。
・「無理をしない介護」が、結果的にお互いのためになります。

2.親の介護で、自分がうつ状態になってしまった。
・まずは、自分の生活や心の健康を守ることが大事です。
・一人で抱え込まず、誰かに手伝ってもらう、専門職に相談するなど、「頼る」ことが必要です。

3.ケアマネジャーをつけられず、包括支援センターも動いてくれない時があった
・各市区町村の高齢者担当課に相談してみてはどうか。

オレンジカフェの役割
オレンジカフェは、認知症の本人も家族も参加できて、何を話しても良い場所になっています。気持ちを話したり、経験を共有したり、情報交換できる「安心できる場」として存在しています。自分の悩みを相談することで、同じ悩みを持った、第三者の気持ちも和らげていることもあるので、ご安心ください。

男性向けの介護者の会もある。
・親を介護するのと、妻を介護するのとでは、感じ方が違うという話が出ました。例えば、男性は、妻からの言葉をそのまま受け止めてしまい、落ち込みやすかったりするというケースもあるようです。男性だけが集まる会もあり、同じ立場同士だからこその話しやすさがあるのかもしれません。

例)
・男性介護者と支援者の全国ネットワーク「男性介護ネット」
・世田谷区の「男性介護者の会」など

デイサービスは「プログラム」だけでなく「人間関係」も大切
・体操や音楽プログラムが充実しているかも大事ですが、その場にいる人たちと話が合いそうか、雰囲気が合うかなどを見てから決めるのも必要なようです。実際に見学もできるので、参加されている様子を見てみることは良いかもしれません。