てんかんを知る コラム&ニュース
<コラム> 第38回 「2026年1月18日(日) てんかん市民公開講座のご案内 ~日常と医療をつなぐ4つのテーマから~」
当院では 2026年1月18日(日) に「2025年度 第2回てんかん市民公開講座」を開催します。
日常生活から医療の最前線まで、てんかんを多角的に理解できる4つのテーマを取り上げ、患者さん・ご家族・地域の皆さまに役立つ知識をお届けします。
1.てんかんと学習
最初の講演では、てんかんと子どもの学習をテーマに 、学習のつまずきや注意の問題についてお話します。
また学習障害(LD)との関係についても、小児科医の視点から丁寧に解説します。
てんかんが学習にどのような影響を及ぼすのか、どのように理解し支援していけばよいのかを知ることで、学校生活や家庭での関わりがより安心できるものになります。
2.命をつなぐ ー集中治療室でのてんかん重積患者さんへの看護ー
「てんかん重積患者さんへの集中治療室での看護」に焦点を当て、危険な発作状態である“てんかん重積”に対して集中治療の現場でどのような医療・看護が行われているのかを紹介します。
普段は見えにくい ICU の実際を知ることで、発作が重篤化した際の医療の流れや、家族への支援の重要性を理解いただける内容です。
3.てんかん外科治療をもっと身近に ー検査から手術をつなぐ周術期看護ー
「てんかん外科治療」を身近に感じていただくために、手術がどのように検討され、どんな検査や準備を経て実施されているのか、そして手術前後に看護師がどのように患者さんを支えているのかをお伝えします。外科治療に対する不安を和らげ、治療の選択肢として知っていただく機会となります。
4.てんかんと骨
最後の講演は、「てんかんと骨」と題し、抗てんかん薬と骨の健康との関係について取り上げます。
長期治療のなかで見落とされがちな骨密度の問題や骨折リスクについて、医学的な背景と予防に向けた考え方を紹介し、日常生活でできる工夫につなげていきます。
今回の講座は、小児、集中治療、外科治療、骨の健康と、異なる領域からてんかんを見つめ直すラインナップとなっています。てんかんとともに生活する方々が、より安心して毎日を過ごすための一助となれば幸いです。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
市民公開講座の詳細はこちらから
てんかん診療部長/谷口 豪
