てんかんを知る コラム&ニュース
<コラム>第45回 「一通のメールから始まった 『てんかんについて学ぶ』 研修」
動画をきっかけに研修を開催
2026年8月4日、近隣の養護教諭のみなさまを対象に、「てんかんについて学ぶ」研修を開催しました。
研修開催のきっかけは、養護教諭の方から届いた一通のメールでした。
「てんかん発作のYouTube動画を観ました。病院の見学や、てんかんについての講義をお願いできないでしょうか」
私たちにとって、とても嬉しいご相談でした。
昨年、当院で制作した「てんかん発作の正しい対応―大人編・こども編」が学校の先生方の目に留まり、今回のご縁をつないでくれたのです。
ぜひお力になりたいと考え、今回の研修を企画しました。
「もし発作がおきたら」を実際に体験
当日は37名の方にご参加いただき、施設見学、てんかんについての講義、てんかん発作対応の演習を行いました。
施設見学では、院内にある「東京都立小平特別支援学校武蔵分教室」を訪れ、在籍する教員から、院内教室での教育環境や教材、子どもたちへの教育支援について説明があり、入院している子供たちに向けての医療と教育の連携について知っていただく機会となりました。
医師による講義では、てんかんの基礎知識から、教育現場での発作対応、思春期の子どもたちへの配慮や心のケアまで、学校で子どもたちを支えるうえで大切な内容について幅広くお話しました。
↑講義の様子
てんかん発作対応の演習では、グループに分かれ、「当事者役」「介助役」「応援役」をそれぞれ担当し、実際に発作が起こった場面を想定した対応を体験しました。
↑グループ演習の様子
さらに、発作がなかなか止まらない場合の対応として、医師の指示書に基づき、発作止めの薬を使用する練習も行いました。
↑発作止めの薬を使用する演習の様子
先生方との対話から生まれた学び
研修の最後には、参加者全員で意見交換や質疑応答を行いました。日頃、学校で子どもたちと接している先生方ならではの質問や意見も寄せられ、学びを共有する貴重な時間となりました。
研修を通して何より印象的だったのは、子どもたちのために熱心に学び、積極的に取り組まれる先生方の姿でした。
てんかんについて正しく知ることは、発作が起きたときに適切に対応するためだけではありません。てんかんをもつ方が周囲の人に理解してもらうことは安心して学校生活を送ることにつながり、その人らしい生活を支える大きな力になります。
一つの動画をきっかけに届いた一通のメールから、今回の研修が実現しました。この研修で得られた学びとつながりが、子どもたちの安心へとつながっていくことを願っています。
当院は、これからも学校・家庭・地域のみなさまと連携しながら、てんかんをもつ方への支援の輪を広げていきます。
文責:看護部 上利稔枝
2026年8月4日、近隣の養護教諭のみなさまを対象に、「てんかんについて学ぶ」研修を開催しました。
研修開催のきっかけは、養護教諭の方から届いた一通のメールでした。
「てんかん発作のYouTube動画を観ました。病院の見学や、てんかんについての講義をお願いできないでしょうか」
私たちにとって、とても嬉しいご相談でした。
昨年、当院で制作した「てんかん発作の正しい対応―大人編・こども編」が学校の先生方の目に留まり、今回のご縁をつないでくれたのです。
ぜひお力になりたいと考え、今回の研修を企画しました。
「もし発作がおきたら」を実際に体験
当日は37名の方にご参加いただき、施設見学、てんかんについての講義、てんかん発作対応の演習を行いました。
施設見学では、院内にある「東京都立小平特別支援学校武蔵分教室」を訪れ、在籍する教員から、院内教室での教育環境や教材、子どもたちへの教育支援について説明があり、入院している子供たちに向けての医療と教育の連携について知っていただく機会となりました。
医師による講義では、てんかんの基礎知識から、教育現場での発作対応、思春期の子どもたちへの配慮や心のケアまで、学校で子どもたちを支えるうえで大切な内容について幅広くお話しました。

てんかん発作対応の演習では、グループに分かれ、「当事者役」「介助役」「応援役」をそれぞれ担当し、実際に発作が起こった場面を想定した対応を体験しました。

さらに、発作がなかなか止まらない場合の対応として、医師の指示書に基づき、発作止めの薬を使用する練習も行いました。

先生方との対話から生まれた学び
研修の最後には、参加者全員で意見交換や質疑応答を行いました。日頃、学校で子どもたちと接している先生方ならではの質問や意見も寄せられ、学びを共有する貴重な時間となりました。
研修を通して何より印象的だったのは、子どもたちのために熱心に学び、積極的に取り組まれる先生方の姿でした。
てんかんについて正しく知ることは、発作が起きたときに適切に対応するためだけではありません。てんかんをもつ方が周囲の人に理解してもらうことは安心して学校生活を送ることにつながり、その人らしい生活を支える大きな力になります。
一つの動画をきっかけに届いた一通のメールから、今回の研修が実現しました。この研修で得られた学びとつながりが、子どもたちの安心へとつながっていくことを願っています。
当院は、これからも学校・家庭・地域のみなさまと連携しながら、てんかんをもつ方への支援の輪を広げていきます。
文責:看護部 上利稔枝