脳ドック
脳梗塞やくも膜下出血などの脳血管疾患(いわゆる脳卒中)は、突然発症してそのまま命に関わるケースも少なくありません。また、発症後に一命をとりとめたとしても、麻痺や言語障害などの後遺症を残すケースも多く、一度の発症で人生を大きく左右する恐れのある疾患です。
脳ドックは、脳梗塞などの脳疾患発症リスクを早期に発見するために、MRIや血液検査など、さまざまな方法で調べる検診コースの総称です。
| 担当窓口 | 脳ドック 担当係 |
|---|---|
| FAX番号 | 042-346-1681 |
| 申込書 | 脳ドック申込書 |
| 基本料金 | 38,000円 |
|---|---|
| オプション | CT検査等のオプションもご用意しております |
検査項目について
当院の脳ドックは、多面的に脳の健康状態を把握することに努めておりますが、検査だけを行っても意味はありません。
また、脳の病気は全身の状態と関連していることも多く、脳だけを考えてもドックとしては十分とは言えません。
このため、当院の脳ドックでは、検査の実施のみならず、この検査の結果を、適切な専門医が読影・診断することを重視しています。たとえば、MRIの読影は日本医学放射線学会診断専門医、結果の総合判定および説明は日本神経学会専門医、総合内科専門医、脳卒中専門医をすべて有する医師が行います。これにより生活習慣を含めた総合的な診断および検査の説明が可能となり、初めて脳ドックの価値が十二分に活用されることになると考えています。
| MRI(磁気共鳴断層撮影) | 脳動脈硬化や無症候性脳梗塞が見つかります。脳腫瘍や脳の萎縮などもわかります。 |
|---|---|
| MRA(脳血管撮影) | くも膜下出血の原因である脳動脈瘤や動静脈奇形などが見つかります。血管の閉塞や狭窄もわかります。 |
| VSRAD(早期アルツハイマー型認知症診断支援MR検査) | アルツハイマー型認知症で早期に出現する海馬、扁桃体、海馬傍回の萎縮の状況を調べます。 |
| 頸動脈エコー検査 | 頸動脈血栓の有無や動脈硬化の程度を調べます。 |
| 心電図 | 脳梗塞の原因となることがある心房細動などの不整脈を調べます。 |
- その他、血液検査、血圧測定、健康相談などを行います。
MRI検査における放射線のお問い合わせ
脳ドックでは、基本的にはMRI検査を行いますが、体内に心臓ペースメーカや人工内耳、脳深部刺激術(DBS)や脊髄刺激療法術(SCS)後など、体内に一定の金属が残っている患者さんはMRI検査を受けることができません。また、金属の材質が不明な場合も同様です。ご不明な点がございましたら、ご遠慮なく当院の放射線診療部までお問い合わせください。
お問い合わせ番号:042-341-2712(内線7080)
申込み方法と検査までの流れ
下記内容をご確認頂き、脳ドック申込書をダウンロード後、FAXまたは郵送にてお申し込みください。
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以下の「脳ドック 申込書」をダウンロードして頂き、必要事項を記入の上、上記の「FAX番号」までお送りください。
また、申込書はご郵送でも受け付けております。
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当院にて確認後、予約日時が決まりましたら、ご連絡させて頂きます。
検査日当日のご案内等を郵送しますので、よくお読み頂きますようお願いします。
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検査日当日、検査予約時間の30分前にはご来院し、医事窓口03番で受付してください。
医事窓口03番で手続き後、医事課職員が放射線診療部にご案内します。
検査終了後に結果説明が行われます。異常所見が見つかった場合はもちろんですが、脳の疾患に関連する内科的な予防法についてもご納得いただくまで十分な説明や指導ができます。
所要時間は、約3時間で、通常は午前中のみで終了します。