統合失調症早期診断・治療センター(EDICS)
| 電話番号 | 042-341-2711 |
|---|---|
| 内線 | ------ |
| 受付時間 | 9:00~17:00 |
|---|---|
| 休診日 | 土、日、祝祭日、年末年始 |
当センター(EDICS)について
◇ EDICSでは、 「発症早期の治療」に焦点を当て、治療を開始して発症して間もない方(約5年以内)や、今まで精神科の病院やクリニックを受診したことのない方を対象としています。
◇ 初診において、十分な面接の後、診断や治療方針の決定の参考とするために、必要に応じて、脳画像検査、血液生化学検査、心電図、心理検査などを行います(実際にどの検査を行うかは、必要性とご希望とを勘案し、担当医が患者様と話し合って決定します。)。
◇ 初診後の通院治療については、できるだけ多くの患者さんを受け入れるため、原則的には、約3か月間発症早期の治療を行い、その後は患者様のお住まいの近隣の医療機関にご紹介します。また、すでに紹介元の医療機関がある場合には、その医療機関での治療の継続をお願いする場合や、他院への通院をお願いする場合があります。
◇ 入院治療が必要な場合には、当院への入院をお勧めすることがあります。
◇ 当院で行われている臨床研究、治験などについてご紹介させていただく場合があります。
主な症状・対象の疾患と外来
対象の疾患と外来
スタッフ
-

中込 和幸(統合失調症早期診断・治療センター(EDICS)) 理事長
- 経歴
- 東京大学、昭和59年卒
- 専門分野・資格
- 精神保健指定医 日本精神神経学会精神科専門医・指導医
-

吉村 直記(統合失調症早期診断・治療センター(EDICS)) 精神リハビリテーション部長
- 経歴
- 島根医科大学、平成9年卒
- 専門分野・資格
- 精神保健指定医 日本精神神経学会精神科専門医・指導医
-

住吉 太幹(統合失調症早期診断・治療センター(EDICS)) 児童・予防精神医学研究部長
- 経歴
- 金沢大学、平成元年卒
- 専門分野・資格
- 精神保健指定医 日本精神神経学会精神科専門医・指導医 日本臨床精神神経薬理学会専門医・指導医
-

橋本 亮太(統合失調症早期診断・治療センター(EDICS)) 精研 精神疾患病態研究部長
- 経歴
- 大阪大学、平成7年卒
- 専門分野・資格
- 精神保健指定医 日本精神神経学会精神科専門医・指導医
EDICS専門外来(初診)について
◇ 初診は以下の時間で行っております。
EDICS専門外来表

◇ 診療には30分から60分ほどかかります。
◇ 発症早期(おおよそ5年以内)の治療に力を入れておりますが、発症後5年以上経過した患者様についても、診療を行っております。
(統合失調症と診断されたが、もう少し詳しく調べて欲しい、認知機能障害の程度を知りたい、認知リハビリテーションを受けたいなど)
予約方法
病院もしくはクリニックから「医療機関専用診療申込書」に記載いただき紹介状と一緒にFAXいただければこちらから「予約通知書」にて予約日のご連絡をいたします。
医療関係者の方・・・医療連携室
診療に関する注意点
◇ 初診後の外来診察につきましては、初診を担当した医師とご相談ください。
◇ 初診時に、他院の紹介状のない方は、選定療養費¥7700(税込み)をご負担いただきます。
◇ 健康保険証は必ずご持参ください。その他に以下のような「証」をお持ちの方は合わせてご持参いただき、総合受付にご提出ください。
-老人保健法 医療受給者証
-特定疾患医療受給者証
-医療要否意見書
-福祉医療証(東京都)
-マル障受給者証(東京都)
-マル親医療証(東京都)
-マル都医療券(東京都)
心理検査 ~主に認知機能に関する評価を行っています~
◇ 診断や治療方針の決定の参考とするために、必要に応じて、脳画像検査、血液生化学検査、心電図、心理検査などを行います(実際にどの検査を行うかは、必要性とご希望を勘案し、担当医が患者様と話し合って決定します)。
臨床研究(統合失調症早期患者の社会機能的転帰の予測指標の調査)にご同意いただいた方には心理検査、主に認知機能に関する評価を行っています。
◇ 注意力や記憶力などの認知機能は、私たちがすこやかな社会生活を送る上でとても重要なものです。統合失調症の患者様の中には、このような認知機能の低下により、日常生活や社会復帰に困ってしまう方が多くいらっしゃいます。EDICSでは、研究登録して頂いた患者様に心理検査を行い、その結果をご報告します。今後の治療や生活にぜひお役立てください。
◇ EDICSの心理検査は、計2時間30分ほどの時間を所要します。数回に分けて実施することも可能です(以下の図に検査について簡単に説明しています)。
◇ EDICSでは、患者登録及びその後の心理検査については研究に属するため、患者様に費用負担は発生しません。ただし、それ以外の検査(頭部MRIや血液生化学検査、EDICSに関連しない心理検査など)については、費用負担が発生します。

生体検査
○ 必要に応じて、以下の検査を実施する場合があります。
-頭部MRI、頭部CT
-血液生化学検査
-心電図
-光トポグラフィー(NIRS)
-脳波
統合失調症の心理教育
◇ 「心理教育」は、統合失調症などこころの病気を抱える方に、病気によって生じた日常生活での困りごとや悩みごとについて、専門家が心理面に配慮してお話を伺い、必要な知識・情報を提供することで、医療サービスをより主体的に利用できるように支援するプログラムのことです。
◇ 専門看護師がマンツーマンで行います。
◇ 心理教育をお受けいただく場合は、その回ごとに、通常の外来診察(再診)をお受けいただきます。普段の受診と同じ費用負担となります。
プログラム



※第2金曜日は午前のみとさせていただいております。
心理教育の特徴
○ テキストに関わらず質問や疑問に答えながら進めます。
○ あなたの辛い思いや悩みを大切にしたいと思っています。
○ あなたが元気になれることが目標にしています。
○ ご家族も同席できます(ご本人の許可が必要です)。
当院オリジナルの患者手帳
(EDICS NOTE、ココロアップノートは廃盤となりました。現在EDEICS NOTEを使用されている患者様は以下をご覧ください)
◇ 統合失調症という病気やその医学的な治療、病気やストレスとのつきあい方についてわかりやすく説明しながら、患者様に病識をつけていただき、症状が悪化しそうな場合の『お守りプラン』の設定などをしていきます。
◇ 実際に患者様に記録していただくためのモニタリングシートも3パターンが用意されており、各々の患者様の好みに応じてご利用いただけるようになっています。
※現在EDICS NOTEを使用されている患者様へ
セルフモニタリングシートが足りなくなった場合は、以下のリンクからダウンロードして下さい。

セルフモニタリングシート type1
セルフモニタリングシート type2
セルフモニタリングシート type3
認知機能障害とは?

・「記憶力」「集中力」「段取りを考える力」といった認知機能が低下している 可能性があります。
・統合失調症の患者様の約8割で何らかの認知機能の低下が見られます。
・認知機能を改善することが、就学や就労、日常生活の向上につながります。
認知リハビリテーション
リハビリテーションとは、障害をかかえる人が持つ、身体的、心理的な適応状況を改善させる作業を言います。認知リハビリテーションは、認知機能障害に対するリハビリテーションで、精神科でも注目されつつあります。統合失調症に対してもいくつかのリハビリテーションが開発されています。代表的なものとして、認知矯正療法(NEARニア:Neuropsychological educational approach to cognitive remediation)、社会認知ならびに対人関係のトレーニング(SCITスキット:Social cognition and interaction training)などがあります。現在日本でも、その効果に関する研究が行われています。当院では、先駆的にこれらの認知リハビリテーションを導入し、研究を行っております。
NEAR (ニア) とは?

医療法人桜桂会 犬山病院 NEAR:ニアー(認知機能改善療法)より

当院では現在<NEAR特定臨床研究>のみでの実施となります。
現在<臨床NEAR>に参加される方を募集していません。



SCITによる対人関係のトレーニング
※募集は終了しました。ご応募ありがとうございました。
現在、臨床研究を進めております。
次回以降のグループで参加者募集の可能性がありますので、ご興味ある方はぜひこのページをチェックしてください。
研究に関するお問い合わせは、病院 042-341-2711まで
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ニューロモデュレーションとは
“低侵襲的に神経活動を調整し、神経可塑性などを誘導することによって個体のレジリエンスを高め、慢性的な精神症状を緩和する方法”
(中村元昭 日本生物学的精神医学会誌 23:121, 2012)


>当院のニューロモデュレーションセンターのサイトへ
EDICSについて
◇ 統合失調症発症5年以内の方を対象に、時間をかけた面接はもちろん、希望があれば認知機能・血液・画像・生理学的検査など多角的な評価を行います。
◇ 統合失調症であると判断された場合、初期治療と並行して患者さんの様子をみながら疾患教育を柱とした心理教育を行います。
◇ できるだけ多くの患者様を受け入れるため、EDICS専門外来での観察治療期間は最大約3ヶ月程度とさせていただいております。
◇ ご予約方法は、医療連携室のページをご参照ください。
◇ 初診は以下の時間で行っております。
EDICS専門外来表

◇ 診療には30分から60分ほどかかります。
◇ 発症早期(おおよそ5年以内)の治療に力を入れておりますが、発症後5年以上経過した患者様についても、診療を行っております。
(統合失調症と診断されたが、もう少し詳しく調べて欲しい、認知機能障害の程度を知りたい、認知リハビリテーションを受けたいなど)
予約方法
病院もしくはクリニックから「医療機関専用診療申込書」に記載いただき紹介状と一緒にFAXいただければこちらから「予約通知書」にて予約日のご連絡をいたします。
医療関係者の方・・・医療連携室
診療に関する注意点
◇ 初診後の外来診察につきましては、初診を担当した医師とご相談ください。
◇ 初診時に、他院の紹介状のない方は、選定療養費¥7700(税込み)をご負担いただきます。
◇ 健康保険証は必ずご持参ください。その他に以下のような「証」をお持ちの方は合わせてご持参いただき、総合受付にご提出ください。
-老人保健法 医療受給者証
-特定疾患医療受給者証
-医療要否意見書
-福祉医療証(東京都)
-マル障受給者証(東京都)
-マル親医療証(東京都)
-マル都医療券(東京都)
診療実績
| 年度 | 2022 | 2021 | 2020 | 2019 | 2018 |
|---|---|---|---|---|---|
| 臨床研究への参加 | 17 | 17 | 16 | 38 | 12 |
| フォーローアップ診察 | 39 | 56 | 38 | 36 | 28 |
| 心理教育 | 9 | 10 | 8 | 23 | 6 |
検査・治療
心理検査 ~主に認知機能に関する評価を行っています~
◇ 診断や治療方針の決定の参考とするために、必要に応じて、脳画像検査、血液生化学検査、心電図、心理検査などを行います(実際にどの検査を行うかは、必要性とご希望を勘案し、担当医が患者様と話し合って決定します)。
臨床研究(統合失調症早期患者の社会機能的転帰の予測指標の調査)にご同意いただいた方には心理検査、主に認知機能に関する評価を行っています。
◇ 注意力や記憶力などの認知機能は、私たちがすこやかな社会生活を送る上でとても重要なものです。統合失調症の患者様の中には、このような認知機能の低下により、日常生活や社会復帰に困ってしまう方が多くいらっしゃいます。EDICSでは、研究登録して頂いた患者様に心理検査を行い、その結果をご報告します。今後の治療や生活にぜひお役立てください。
◇ EDICSの心理検査は、計2時間30分ほどの時間を所要します。数回に分けて実施することも可能です(以下の図に検査について簡単に説明しています)。
◇ EDICSでは、患者登録及びその後の心理検査については研究に属するため、患者様に費用負担は発生しません。ただし、それ以外の検査(頭部MRIや血液生化学検査、EDICSに関連しない心理検査など)については、費用負担が発生します。

生体検査
○ 必要に応じて、以下の検査を実施する場合があります。
-頭部MRI、頭部CT
-血液生化学検査
-心電図
-光トポグラフィー(NIRS)
-脳波
心理教育、患者手帳
統合失調症の心理教育
◇ 「心理教育」は、統合失調症などこころの病気を抱える方に、病気によって生じた日常生活での困りごとや悩みごとについて、専門家が心理面に配慮してお話を伺い、必要な知識・情報を提供することで、医療サービスをより主体的に利用できるように支援するプログラムのことです。
◇ 専門看護師がマンツーマンで行います。
◇ 心理教育をお受けいただく場合は、その回ごとに、通常の外来診察(再診)をお受けいただきます。普段の受診と同じ費用負担となります。
プログラム



※第2金曜日は午前のみとさせていただいております。
心理教育の特徴
○ テキストに関わらず質問や疑問に答えながら進めます。
○ あなたの辛い思いや悩みを大切にしたいと思っています。
○ あなたが元気になれることが目標にしています。
○ ご家族も同席できます(ご本人の許可が必要です)。
当院オリジナルの患者手帳
(EDICS NOTE、ココロアップノートは廃盤となりました。現在EDEICS NOTEを使用されている患者様は以下をご覧ください)
◇ 統合失調症という病気やその医学的な治療、病気やストレスとのつきあい方についてわかりやすく説明しながら、患者様に病識をつけていただき、症状が悪化しそうな場合の『お守りプラン』の設定などをしていきます。
◇ 実際に患者様に記録していただくためのモニタリングシートも3パターンが用意されており、各々の患者様の好みに応じてご利用いただけるようになっています。
※現在EDICS NOTEを使用されている患者様へ
セルフモニタリングシートが足りなくなった場合は、以下のリンクからダウンロードして下さい。

セルフモニタリングシート type1
セルフモニタリングシート type2
セルフモニタリングシート type3
関連研究(認知リハビリテーション等)
認知機能障害とは?

・「記憶力」「集中力」「段取りを考える力」といった認知機能が低下している 可能性があります。
・統合失調症の患者様の約8割で何らかの認知機能の低下が見られます。
・認知機能を改善することが、就学や就労、日常生活の向上につながります。
認知リハビリテーション
リハビリテーションとは、障害をかかえる人が持つ、身体的、心理的な適応状況を改善させる作業を言います。認知リハビリテーションは、認知機能障害に対するリハビリテーションで、精神科でも注目されつつあります。統合失調症に対してもいくつかのリハビリテーションが開発されています。代表的なものとして、認知矯正療法(NEARニア:Neuropsychological educational approach to cognitive remediation)、社会認知ならびに対人関係のトレーニング(SCITスキット:Social cognition and interaction training)などがあります。現在日本でも、その効果に関する研究が行われています。当院では、先駆的にこれらの認知リハビリテーションを導入し、研究を行っております。
NEAR (ニア) とは?

医療法人桜桂会 犬山病院 NEAR:ニアー(認知機能改善療法)より

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<NEAR特定臨床研究>
・NEAR特定臨床研究リーフレット(PDF) 心理士 三輪・安達まで |
<臨床NEAR> 当院では現在<NEAR特定臨床研究>のみでの実施となります。
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当院では現在<NEAR特定臨床研究>のみでの実施となります。
現在<臨床NEAR>に参加される方を募集していません。
SCIT(Social Cognition and Interaction Training)



SCITによる対人関係のトレーニング
※募集は終了しました。ご応募ありがとうございました。
現在、臨床研究を進めております。
次回以降のグループで参加者募集の可能性がありますので、ご興味ある方はぜひこのページをチェックしてください。
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研究に関するお問い合わせは、病院 042-341-2711まで
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ニューロモデュレーション
ニューロモデュレーションとは
“低侵襲的に神経活動を調整し、神経可塑性などを誘導することによって個体のレジリエンスを高め、慢性的な精神症状を緩和する方法”
(中村元昭 日本生物学的精神医学会誌 23:121, 2012)


>当院のニューロモデュレーションセンターのサイトへ
医療・福祉・教育関係の皆様へ
EDICSについて
◇ 統合失調症発症5年以内の方を対象に、時間をかけた面接はもちろん、希望があれば認知機能・血液・画像・生理学的検査など多角的な評価を行います。
◇ 統合失調症であると判断された場合、初期治療と並行して患者さんの様子をみながら疾患教育を柱とした心理教育を行います。
◇ できるだけ多くの患者様を受け入れるため、EDICS専門外来での観察治療期間は最大約3ヶ月程度とさせていただいております。
◇ ご予約方法は、医療連携室のページをご参照ください。
