NCNP病院

診療科目・部門 clinical department

診療科目・部門 clinical department

SEEG(定位的頭蓋内脳波)

頭蓋骨に小さな孔を開けて、細い脳波電極を7~12本程度、てんかんの原因が疑われる場所に正確に刺入する手術です。2020年4月に保険適応となりました。この手術で入れた電極から記録する頭蓋内脳波検査をSEEGと呼びます。当科では、てんかんの術前検査としてSEEGを積極的に行っています。開頭が必要ないため、従来の硬膜下電極留置と比べて患者さんの負担が軽く、海馬や島回など深部のてんかん焦点の診断に優れています。
 


 

  • 開頭が必要ない
  • 従来の硬膜下電極留置と比べて患者さんの負担が軽い
  • 海馬や島回など深部のてんかん焦点の診断に優れている

症状

 

対象の外来診療科目

成人てんかん外来

【WEB申込可・医療機関申込可】
成人(16歳以上)のてんかんに対する診断と治療を行います。
15歳以下の方は、「脳神経小児科一般外来」へお申し込みください。

発作の頻度や重症度を管理するための薬物療法が主な治療法となりますが、外科手術や神経調節療法もふくめて総合的に治療いたします。
当外来では、患者さんの生活の質を向上させるために支援を行います。

乳幼児から成人まで、あらゆる年齢層を対象にしたてんかん外科を行っています。
てんかん専門医が発作症状と脳波を評価し、高磁場MRIやPET検査、脳磁図(MEG)などの専門的な画像診断を併用して治療方針を決めます。
SEEG(定位的頭蓋内脳波)や定位的温熱凝固療法など、患者さんの負担や侵襲が低い手術を積極的に取り入れています。

・側頭葉切除術/選択的扁桃体海馬切除術
・焦点切除術
・前頭葉切除術/後頭葉切除術
・大脳半球離断術、大脳半球後半部離断術
・脳梁離断術
・迷走神経刺激装置植込み術(VNS)
・脳深部刺激装置植込み術(DBS)
・定位的温熱凝固術
・定位的頭蓋内電極留置術(SEEG)