難治てんかんに対する定位的温熱凝固治療
熱凝固プローブを病変部に向けて正確に刺入し、ラジオ周波によって発生した熱で病変を処置する手術です。一回に約5mmの範囲が凝固され、これを組み合わせて病巣を処置します。島回や脳室壁などにある深部の皮質形成異常や視床下部過誤腫など、開頭手術では到達が難しい場所のてんかんに向いた治療です。
- ラジオ周波によって発生した熱で病変を処置する手術
- 開頭手術では到達が難しい場所のてんかんに向いた治療
症状
難治てんかん
対象の外来診療科目
成人てんかん外来
【WEB申込可・医療機関申込可】
成人(16歳以上)のてんかんに対する診断と治療を行います。
15歳以下の方は、「脳神経小児科一般外来」へお申し込みください。
発作の頻度や重症度を管理するための薬物療法が主な治療法となりますが、外科手術や神経調節療法もふくめて総合的に治療いたします。
当外来では、患者さんの生活の質を向上させるために支援を行います。
乳幼児から成人まで、あらゆる年齢層を対象にしたてんかん外科を行っています。
てんかん専門医が発作症状と脳波を評価し、高磁場MRIやPET検査、脳磁図(MEG)などの専門的な画像診断を併用して治療方針を決めます。
SEEG(定位的頭蓋内脳波)や定位的温熱凝固療法など、患者さんの負担や侵襲が低い手術を積極的に取り入れています。
・側頭葉切除術/選択的扁桃体海馬切除術
・焦点切除術
・前頭葉切除術/後頭葉切除術
・大脳半球離断術、大脳半球後半部離断術
・脳梁離断術
・迷走神経刺激装置植込み術(VNS)
・脳深部刺激装置植込み術(DBS)
・定位的温熱凝固術
・定位的頭蓋内電極留置術(SEEG)