NCNP病院

診療科目・部門 clinical department

診療科目・部門 clinical department

難治てんかんに対するニューロモデュレーション治療

焦点切除術(開頭手術)による治療が難しい患者さんを対象に、以下の治療を実施しています。



迷走神経刺激療法(VNS):
左頚部の迷走神経を電気刺激することによって、てんかんの発作を軽減する治療です。最初に手術を行って、電池を含む刺激装置を頚部と胸部に植え込みます。薬物治療と併用して刺激を続けることによって効果を発揮します。















脳深部刺激療法(DBS):
脳内の視床を電気刺激することでてんかんの発作を軽減する治療です。焦点てんかんの患者さんが適応となります。最初の手術で視床に深部電極を挿入し、胸部に刺激装置を植え込みます。VNSと同様に、薬物治療と併用して刺激を続けることで効果を発揮します。







 

  • 焦点切除術(開頭手術)による治療が難しい患者さんを対象
  • 迷走神経や脳深部を電気刺激することによって、てんかんの発作を軽減する治療

症状

 

対象の外来診療科目

成人てんかん外来

【WEB申込可・医療機関申込可】
成人(16歳以上)のてんかんに対する診断と治療を行います。
15歳以下の方は、「脳神経小児科一般外来」へお申し込みください。

発作の頻度や重症度を管理するための薬物療法が主な治療法となりますが、外科手術や神経調節療法もふくめて総合的に治療いたします。
当外来では、患者さんの生活の質を向上させるために支援を行います。

乳幼児から成人まで、あらゆる年齢層を対象にしたてんかん外科を行っています。
てんかん専門医が発作症状と脳波を評価し、高磁場MRIやPET検査、脳磁図(MEG)などの専門的な画像診断を併用して治療方針を決めます。
SEEG(定位的頭蓋内脳波)や定位的温熱凝固療法など、患者さんの負担や侵襲が低い手術を積極的に取り入れています。

・側頭葉切除術/選択的扁桃体海馬切除術
・焦点切除術
・前頭葉切除術/後頭葉切除術
・大脳半球離断術、大脳半球後半部離断術
・脳梁離断術
・迷走神経刺激装置植込み術(VNS)
・脳深部刺激装置植込み術(DBS)
・定位的温熱凝固術
・定位的頭蓋内電極留置術(SEEG)