NCNP病院

診療科目・部門 clinical department

診療科目・部門 clinical department

ALS(筋萎縮性側索硬化症)

筋肉を意図的に動かす運動神経細胞が系統的に障害される病気です。

  • 舌や喉の筋の障害では、呂律が回りにくくなり、むせやすくなります。誤嚥しやすくなると、肺炎を合併します。
  • 手や腕の筋肉がやせると、力が弱く、動作がしづらくなってくる。
  • 横隔膜がやせると、肺活量が減っていき、息継ぎが増えたり、仰向けで息苦しさが生じたり、咳の勢いが弱くなったりします。
  • 足から症状が生じると、つま先が上がらない、もしくは、階段を降りにくい、など。

症状

症状がどこから始まり、どのように進むのかは、患者さんごとに異なります。
筋力が弱くなって動かしにくくなっても、感覚が鈍くなることはありません。感覚障害が明らかな場合には別の病気を考えます。
ふつう目を動かす筋は障害されません。また尿を出しにくくなることや、尿や便の失禁を生じることもありません。一部の患者さんには、意欲の低下や性格の変化がみられることがあります。

対象の外来診療科目

ALS(筋萎縮性側索硬化症)専門外来

医療機関専用・WEB申込不可】
ALSは進行性の神経疾患で、運動機能が徐々に低下します。
当外来では、薬物療法、リハビリテーション、呼吸補助などが提供され、患者さまとそのご家族の支援を行います。